2017 PAJERO (DI-D EXCEED)

 今年の1月中旬。あの『みやたん音頭』で有名な、皆さんご存じ! ゆるキャラグランプリ 2015 総合ゆるキャラランキングで栄えある233位に輝いた “みやたん” のお膝元である、とある “信号機のない横断歩道” 上で5歳男児が乗用車に跳ねられ死亡するという痛ましい事故があったそうで。地元県警が県内全域に『横断歩行者妨害違反』の取り締まり強化(同月16日~31日)を実施したところ。なななんと、1,668件もの摘発件数が上がったそうな。因みに、横断歩道を横断しようとする “歩行者等” の横断を妨害すると、 行政処分の基礎点数は基本的には同じ(酒気帯びの場合は異なる)だが。反側通知制度の反則金は運転している車両(自転車も “軽車両” と車両に含まれる)により異なっているんだそうですよ。同地元県警の発表されている内容には、取り締まり強化を実施した地域別の摘発件数は公表されてはいるものの、取り締まった車種別と詳細な内訳までは不明なのだが。仮に摘発された1,668件の全ての車両が “普通車” と仮定すると……とあるコラムリストがリサーチする “港区女子” が男性に求める年収水準に照らし合わせると「当たり前」の結婚すら考えられないLvの底辺年収額とはいえ、なかなかの反則金額になる様だ。それにしても、同地元県警の昨年(17年)同取り締まりが年間で計3,893件だったのに、取り締まり強化と重点的に実施した僅か16日間で昨年の4割以上の摘発件数を上げ。とある一般社団法人が実態調査と、各都道府県2カ所ずつの全国合計94カ所で “信号機のない横断歩道” を通過する車両(10,251台)を対象に行ったところ、 歩行者が渡ろうとしている場面で、停車した車両は僅か867台(8.5%)しかおらず。約9割超の車両(ドライバー)が『横断歩行者妨害違反』をしている実態が明らかになったそうな。こりゃ~いいノルマ稼ぎ……もとい、国際的な運動競技なる夏の7.24 本土決戦 ~進め! 一億ボランティアだ~……ゴホンゴホン、既得権益者の祭典を迎えるに当たり。交通ルールの意識が異なる多くの外国人観光客が来日する前に、横断歩道での “歩行者優先” の意識を高めようと警視庁が取り締まり強化に力を入れ始めているんだとか。とはいえ、自分(自車)が停車しようと心がけてはいても、周囲の車両(ドライバー)の大多数が停車する意思もなく。後続車に追突されるんじゃ……とか。対向車が止まらないんだったら~っと、ブレーキペダルならぬ二の足を踏む方も少なくはないんじゃないのでしょうか。また、この問題は歩行者側にもあり。そもそも “歩行者優先” と理解している方が多くなく。実際に “信号機のない横断歩道” で停車するや「何で止まるの???」なんて怪訝な顔をされ、横断しようとしない方や。寧ろ止まらず、通過してくれと横断を拒否するゼスチャーをする歩行者も少なくなく。当方の地元では、たった数㍍先に交差点の横断歩道 or  “信号機のない横断歩道” があるにも関わらず、車両が接近していようとも関係なく道路を横断しようとする歩行者が多く。そのポイント近くには『事故発生現場』なる看板が立っている事も……。また、困るパターンとして  “信号機のない横断歩道” 付近で待ち合わせをしている場合や、犬を散歩をしている歩行者だ。此方が停車するも、微動だにしない。又は、ただ “信号機のない横断歩道” 付近に立ち止まる or 接近しただけで横断するか否かの意識を示そうとはしない。ここで「じゃ、無視して通過していいのね」と車両を発進させるや、特別納税チケット権利を交付されちゃうという罠が!? 待ち受けている可能性がある。そんな訳で、車両(ドライバー)は、確実に歩行者が “横断をしません” という意思表示を確認してからでなければ通過してはならないので……動くに動けず。模範的な対処法としては “歩行者に声をかけ” 横断するかの有無を確認しろ!! っと、なっているそうですが……突然見知らない車両(ドライバー)からの声掛けとかね。これは “事案発生” の即現行犯逮捕されかねない!? そんな二進も三進もどうにもブルドッグ状況に対応する為に当方は “信号機のない横断歩道” 付近に歩行者を目視した場合。停止線からかなりの手前からパッシング & ポンピングブレーキで車速をゆっくり落とし。歩行者に対し、横断を促すアクションを昔からやっていたんですが。どうやら歩行者に対してという意味合いでなく。対向車に対し「そのまま走行すると特別納税チケット権利を交付されるぞ!!」と注意喚起として “おもいやりパッシング運動” やら “ダイヤパッシング運動” なるローカルマナーがあるそうな。また、『横断歩行者妨害違反』なる違反は『第六節の二 横断歩行者等の保護のための通行方法(第三十八条-第三十八条の二)』で定められているもので、原文にて『横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。』と、歩行者と自転車の扱いがごっちゃにされ、なんだか分かりづらくなっている。これが、信号のある交差点であれは、横断歩道 “等” に区分されることは何となく察することが出来るので、自転車は自転車横断帯の有無で、自転車横断帯の上を通行しなければならない or 基本的には横断歩道右側(交差点内側)を走行なければならないけど、歩行者の通行を妨げない場合に限り、横断歩道上を走行が可能となる訳だが。問題は “信号機のない横断歩道” ……これは、道路交通法的に横断歩道 “等” に区分されるの? どうなの?? そこんところがよく分からない。この横断歩道 “等” なのか? “横断歩道” なのかで、自転車が “信号機のない横断歩道” を横断しようと待っている場合……これでは、停車すべきか否かの判断が出来ない。そこで “信号機のない横断歩道” で掲げられている道路標識を改めて調べてみると、 大多数の “信号機のない横断歩道” 付近に設置されている標識は “歩行者優先” の “横断歩道” 標識である事が判明! つまり、自転車はスルーしてOKの様だ。ただ、数は少ないものの この様な自転車の絵柄がある場合は、横断歩道 “等” に区分されるそうですよ。これで “信号機のない横断歩道” に自転車が居たとしても、標識の絵柄は “横断歩道” !! つまり “歩行者優先” だから気にせず通過が出来る! っと、思ったそこの貴方! 罠な可能性がありますよ!! なんと、自転車であっても “歩行者として扱われる” 場合があるんです。『第一章 総則 定義 第二条 三 この法律の規定の適用については、次に掲げる者は、歩行者とする。』にて、『一 身体障害者用の車いす、歩行補助車等又は小児用の車を通行させている者。二 次条の大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車、二輪の原動機付自転車又は二輪若しくは三輪の自転車(これらの車両で側車付きのもの及び他の車両を牽引しているものを除く。)を押して歩いている者。』とされているので、自転車から降りてる(両足で地面に立ち、手で自転車(自動二輪の場合はキーOFFである事)を支えている)状態なら道路交通法上では “歩行者” となるので、車両(ドライバー)は停車する必要があるんだそうだ。但し、自転車の “サドルに腰をかけている” “ペダルに足を乗せている” “フレームに跨がる” 等、自転車(自動二輪含む)を押して歩ける状態でなければ “歩行者” と見なされないので、自転車側も正しく理解した上で横断する必要がある。ただ、自転車が横断しようと待機している時に下車(歩行者扱い)していて、いざ横断する時は自転車に “乗車” した場合……これはどうなんだろ? とか思いつつ、“信号機のない横断歩道” の『横断歩行者妨害違反』をする車両(ドライバー)が約9割超と入れ食い状態である事が明らかになっている現状。取り締まる側の都合(交通安全週間・月末など)にもよるんでしょうけど、「善良な市民としてもっと税金納めたくありませんか?」なんて大変魅力的な特別納税チケット権利をゲットできる機会が増えると思いますので、“信号機のない横断歩道” に歩行者が居たらチャンスです! そんな “信号機のない横断歩道” 関連で調べるきっかけとなったゆるキャラグランプリ 2015 総合ゆるキャラランキングで栄えある233位に輝いた “みやたん” のお膝元で起きた痛ましい事故についても調べたところ。 近所のお店にアイスクリームを買う為ドレミファだいじょーぶ♪ っと、男児(5歳)が横断中に乗用車に跳ねられたそうなのだが。事故発生時刻が17時20分頃と日没時刻は過ぎ、事故現場付近には街灯もなく。西側には山がある地形から空はかろうじてうっすら見えるが……事故当時の視界は、いわば大自然クイズが終了する状況である。また、この県道の制限速度は40 ㎞ となってはいるが、地方の……しかも、やや傾斜のあるストレートの道路となれば、当然走行する車両は基本的に速度超過気味の車速で行き交っているのがデフォルトとであると推察するに。乗用車側(ドライバー)視点では、ヘッドライトをローで走行していたら突然、暗闇から子供が出現!? さて、最終問題です。1番から10番までの駐車スペースがあるのですが、何故か駐車することの出来ない駐車スペースがあります。何番? っと、クイズが出題されたんでしょうね。男児側(歩行者)からしてみれば、左右を確認。ヘッドライトの光が遠くに見えるも……ヘッドライトの光だけでは距離感・速度感が掴みづらい。それを考慮した上で、横断することが可能か否か? そんな判断をアイスクリームが売っていお店を目の前している男児(5歳)に出来るものなのか? ……お手空きだけに、1回休みなんて接近する車両を見送ることが出来るかと思うとね。 “信号機のない横断歩道” で停車をする云々以前の問題に、もともと類似する事故が過去にも発生しており。本来であれば、押しボタン式信号機を設置すべき所を怠ったていたことによる防げた事故……な気もしなくもないのは当方だけか? 県道故に、押しボタン式信号機を設置するにも設置費用が賄えない! なんて県財政的な問題もあったりもするんかな? まぁ、それ以前の問題として。いくら近所とはいえ、男児(5歳)を1人……しかもプロカメラマンがこれ以上の収録は無理であると判断し、疾うに赤色灯が点灯している時刻に出歩かせるのはどうなん? って疑問もなきにしもあらずですが。日没以降に出歩くのであれば、子供に限らず、大人であっても反射性のある物を身につけるなりしないと、車両(ドライバー)からは本当に認識することが困難(服装などにより)な場合がありますからね。反射材で自分の存在を車両(ドライバー)にアピっちゃおう! そんなこんなで、事故を起こした乗用車に衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)が付いていたら、事故を回避とまで行かずとも死亡までには至らなずに済んだ可能性も? ……そんな安全装備は装着されてはいないが。オートマチックハイビームなる装備で、自動的(作動条件が整えば)にハイビームになるの為、ハイビームによるヘッドライトの光が届く距離の長さにより早い段階で歩行者の存在に気づけた可能性も? あるそんな装備を装着している 此方の車両。日頃お世話になっている販売店を訪れた際、なんだか懐かしい三自としては “フラッグシップ車” と位置付けていたはずなんだけど……これといったテコ入れをされることなく放置されて続け。挙句の果てに、昔の公式HPには “王者” とか謳っていたような記憶があるんですが……記憶違いだったかな? 何処にもそのような記載もなく。なんだか普通のSUVぽい扱いに格下げ扱いされているような……気もしなくもないそんな車両な訳ですが。なしてこの車両が販売店にあるんだ? 知らぬ間にMCなり特別仕様車の発売でもあったっけかと、営業の方に尋ねてみたところ「なんか勝手に本部から配車されてきた」と特にMCがあった訳でもないが、試乗車が来たそうな。つまりこの車両……製造されたのは今年ではあるが、年式仕様としては16年10月にMCされた “17年式” であることが判明!! ……するも、 16年式からの変更点って……確かボデーカラーが増えたんだっけか??? さっぱり思い出せない。 記憶にも残らない程、些細な変更しかなかったんだろうと推察したところで。とりあえず、 リアハッチにあるエンブレムで搭載されているエンジンとグレードを把握。さすがに最上位グレードは試乗車として配車はされないか。 バックドアを開けようとするや、スペアタイヤが配置されていることもあってか、これがまたバックドアが重いのなんの。日常的に使うなら、跳ね上げ式の方が楽かな? なんて一瞬思ってしまうも。いやいや、跳ね上げ式は跳ね上げ式で、開閉時に途中で止めたりすることが出来ず。開閉スペースが取れなかったりで車両を動かす必要が出る場合があったり。なにより、閉める時……電動ゲートが採用されているなら問題ないが。ダンパーの反発力やリアハッチの大きさ・高さなんかの関係で、閉めるのが億劫になる車両もある。横開きのであれば、閉める時は殆ど力は必要なく楽だし。なにより、開閉角度を任意で調整できる事を考えれば、横開きは横開きでいいなぁ~っと思う一方。なんだかバックドアのドアノブの感触が安っぽいような……。 荷室空間は、通常のまま(サードシートを収納した状態)で、まず困ることはない程に積載量はある。シートアレンジは、時間の都合 & 気力の関係で端折ります。 フロントドアを開けると、やけにフロントドアが薄いように感じる。何でかなっと、暫し頭をひねらすや、フロントドアガラスの枠が最近の車両に比べて細いからかと判明。それにしても、ドアグリップが『ECLIPSE CROSS』と比較してしまうと小さく、指を引っかける程度には問題ないが、ドアグリップを握ろうとすると握りづらい。 リアドアも同様にドアグリップの小ささが気になる。 前席のシートは全体的にクッション性が高く。さらにシート自体の寸法がやや大きいのかな? 体を預けた時の余裕感がグットです。ホールド感はそれ程ないけど……。 後部座席に関しても、座面・背もたれ共にクッション性があり。座った印象も悪くない。ただ、乗り込む際、足下空間(サイドステップ)がやや狭い点が気になる。 ダッシュボードについては、 中間グレードということもあり。メタル調パネル + ピアノブラックとシックな色合いでまとめられているので、シンプルっちゃ~シンプルでいいんですが……。ある程度の価格帯車両としては、少々味気ないといいますか、さっぱりしすぎな印象が否めない。この車両はオーディオレスのカーナビゲーションシステムを社外製のを装着させているようで、 ステアリングホイールにはオーディオリモコンスイッチ類いのもの無し。 運転席からの視界は良く、ボンネットと キノコミラーこと、サイドアンダーミラーで車幅感覚が掴みやすく。更にサイドミラーへの視点移動距離が少ないので、非常にドライバー感覚としては運転しやすい視界ではあるのだが、ちょいとAピラーの死角が気になる。 最近の車両はやれ衝突被害軽減ブレーキだなんだと多くの機能が装着されることにつれ、スイッチ類いも一杯列ぶのだが。この車両にはそういった類いの機能も少なく、今や標準仕様となったプッシュ式エンジンスタートでなく、昔ながらのキーを捻るタイプの差し込み口と。なんだか時代錯誤的な感じなくもないが……やっぱ、エンジンをかける為にキーを回すってのが儀式的な感じでいいよね! フロントコンソールもシンプル。電子制御的な切り替えスイッチがなく、セレクターレバーとトランスファーシフトレバーのみ!! エンジンルームを開け車両製造番号を覗いてみたところ、偶然なのか? とあるトレッキングシューズのメーカー型番と一致!? オフロード走ろうぜ!! オフロードって気概を感じちゃいますね。 タイヤはGRANDTREK AT20 265/65R17 112S M+Sと以前から変わらず。

試乗環境 → 2人乗車・AUTOエアコン25℃ 設定。走行モードは2H(FR)。平日の日中、国道10 ㎞。快晴。外気温27℃。

アツいまちサミットと各地で最高気温頂上決戦と熾烈を極めている戦いをしている所為? かどうかは知らないが。40℃を超えたらもう酷暑です。酷暑ですと「扇風機返してよ」とぼやきたくなる、そんな暑さも知らぬ頃。日当たりも良い関係でちょっとこの車両を撮影しただけでも額に汗がにじみ出るような、そんな陽気。珍しい車両にお目にかかれただけで良かったと、そのまま退散するつもりだった当方なのだが。営業の方より「試乗していきましょうよ」なる魅力的なお誘いをされるも……この車両が駐められているのは来客用駐車スペースより 20 ㎝ 近くものある段差がある展示スペース。更に、展示車両を出し入れする段差の無い所からかなりの距離がある上、他の展示車(試乗車・中古車含む)が駐められており、この車両の試乗をしたい! なんて客なんざ滅多に居ないだろうし。動かすつもりなんぞありませんよ~なる駐車位置にあるのに、遊びで……しかも商談する訳でもない当方の為にわざわざ動かして頂くのは忍びない。又の機会にでもと辞退をしようとするも、営業の方は「このまま降ろすので大丈夫」と、キーを回しエンジンスタート。トラックのディーゼルエンジンかのようなエンジン始動音 & アイドリングをさせ、他の従業員に車体底が接触しないかを確認して貰いながら20 ㎝ 近くもある段差も何の其の。36.5° のアプローチアングルを刮目せよ!! っと言わんばかりに展示スペースより来客用駐車スペースへ文字通り降り立つこの車両。走破性? 車高が少し高く、ボディが大きめの乗用車ですよと、所謂シティー派SUVなら、確実にフロントパンパーを擦るであろう段差をこう……いとも簡単にクリアされるとね。45°登坂体感イベントで「こんな悪路でも、ご覧の通り!」とパフォーマンスされ、凄いことが分かってはいても、やはりそれはイベント用に設計・計算された非現実的なもので。実感的なものが今一な訳だが。こう周囲にありふれた、普通は躊躇してしまいそうな段差なんかでやられちゃうとね……インパクトが違う。さすパジェ!! そんな凄いパフォーマンスを見せる一方で、進路上に “コンクリート製車両止めブロック” が設置されており。それを避けて通過する為に、他の従業員が手を使いステアリングの舵角を指示しながら “コンクリート製車両止めブロック” の間を縫ってタイヤを通す光景を見て、これがオフロードとかそんなシチュエーションだったとしたら、運転席に居ながらも車体下の障害物の位置把握・タイヤの舵角がわかり、進行することが可能か否かがわかればいいのになぁ~なんて思ってしまう。そうこうしている間に来客用駐車スペースへと降り立った車両より営業の方が下車し、運転席へと促される。エンジンも大分温まったようで、アイドリング音がやや低下していた。フロントピラーアシストグリップを使い運転席へと乗車し、ドライビング調整とシートを前後スライド調整 & レバーを引き背もたれの角度調整をした後。2つある(前端・後端)クッション上下調整で座面の高さをやや後端高めの全体的にシート高を高めに調整する。するとどうでしょう! ただでさえアイポイントが高いのに、更に高めにシートポジションを調整することで、まぁ見晴らしがいいことこの上ない。更に、シートの幅寸法に余裕があるからかな? ドライビングポジションに調整しても、やけにゆったりとした居住空間! 『ECLIPSE CROSS』のような “コックピット感” のあるドライバーシートも悪くはないですが。やっぱり長距離運転とかになると、この広々と感じる空間はいいですよね。車両を動かす前に、センターインフォメーションディスプレイ表示を平均燃費表示へ切り替え、数値もリセットしようとするも……どのボタンを押せばいいんだ??? わからなひ。営業の方に操作方法を尋ねるも「これだったような」と、何度かボタンを押し、ようやく平均燃費表示がリセットされる。営業の方曰く、年に1台売るかどうかの車両ですからね~っと、細々とした操作方法は勿論のこと。グレードによる装備の違いやらなんやらと、カタログを見ながらでないとわからないとかなんとか……。まぁ、この車両を購入するユーザー自体がほぼ指名買いの即判子ってパターンだろうし。商品説明やらなんやらと、商談をするといっても何のオプション付ける? とか。トータルの値引き額は??? なんて会話だけだろうし。営業の方も何となく覚えている程度なんだろう。それにしても、センターインフォメーションディスプレイ表示が小さく見にくい上、デジタル時計表示も未調整の為に現時間がら随分とズレている。GPSなりの衛星測位システムで時刻を自動修正をしてくれる機能もないのか……。運転準備が整ったところで、ブレーキペダルを踏み込み。セレクターレバーを『D』にした後、駐車ブレーキを下ろしクリープ現象で車両を前進させる。方向転換と、ステアリングを切り始めるや、思いのほか軽い手応え(油圧式感覚と比較して)でステアリングが回せ、驚くと共に。最小半径 5.7 m と、日頃運転している愛車は勿論のこと。尚しく最小半径 5.5 m 以上の車両を運転していなかったこともあり。まぁ、感覚として大回りすること。ここら辺は、慣れの問題もあるんだろうが、日常的に気楽に運転できる取り回し感覚としては最小半径は 5.3 m くらい(個人の意見)までなんだろう。目測を見誤り、障害物に車両がかすりそうな軌道になってしまったので、切り返しをしつつ国道へと合流すべくクリープ現象でのそのそと車両を進める。国道へ合流する際、丁度近くの信号が赤で、いい具合に車両がいない状態だったのに加え、後からやってきた車両が入って良いと、合流ポイントの手前で停車してくれるのは非常にありがたいんですけどね……隣の右車線(こちら側とすると、真っ正面)に運送トラックが既に停車しており。ただでさえ車両の曲がる軌道感覚が今一つ自信がない状態で、進路上の内側には歩道と車道を隔てるガードレール。外側には運送トラックと、そんなには余裕のない空間での合流をすることになり、鼻先・内輪を気にしながらの合流する緊張感が……まぁ、車両が変に凹凸のある形でもなく。上記にも記載しての通り、車幅感覚はわかりやすいので、出来なくはないんですけどね。然し、他人様(試乗車)の車両ですし、安全性を重視と、ドライバー視点でボンネットと運送トラックのコンテナと隙間が見える位の所まで車両を進めたところで停車させ。信号が変わり、運送トラックが発進。隣の車線も使える(障害物がない)状態になってから、余裕をもって国道へ合流 & サンキューハザードを焚き、車両を走らせ始める。こういう場面に遭遇してしまうと、マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)とまでとは言わずとも前後左右のコーナーセンサーが欲しいところだ。アクセルペダルを軽めに踏み込みながら、タコメーターをチラッと見たところ。エンジン回転を1,500回転付近で車速を30 ㎞ ~ 40 ㎞ までローギアで加速をし。車速が 40 ㎞ を過ぎるとハイギアへと繋ぎ始め、エンジン回転が1,100回転 ~ 1,200回転辺りの低回転で落ち着く頃には巡航速度に達する。車両の大きさ・車両重量にアイポイントの高さも関係しているのだろうが、体感的な加速はゆっくり目に感じてしまうも、周囲の車の流れに乗り遅れるといった遅さはないのだが。直近に『ECLIPSE CROSS』を運転していた事もあり、爽快感と申しますか、軽快感が……。まぁ、この車両にそれを求めるのはお門違いなんですけどね。とりあえず、3年程前に運転させて頂いた16年式から加速時・巡行時におけるエンジン回転の違いは朧気な記憶ながらもないように思える。ただ、走り出しの感覚的に、16年式の時と比べてアクセルペダルの踏み込みに対するトルクの出方がややマイルドになっている気が……しなくもない。アイポイントの高さがあるからかな? そもそも速度を出して走りたいという気持ちにもならないので、こののんびりとした運転感覚は運転感覚で悪くない。運転していて気付いたのが、16年式であるいって一定の巡航速度域で走行しているとマフラーの排気音? と思しき音が車内に響き渡り。なんだかなぁ~っと、思った記憶があるのですが。この17年式では遮音性を上げたのか、マフラーの排気音? と思しき音はなくなっている……んですが。今度は加速区間であるエンジンを1,500回転辺りまで回していると、エンジン音が耳に届いてくる。このエンジン音がガソリンエンジン音の様で、個人的には内燃機関の車両を運転している感覚で好意的に受け止めるのだが。とはいっても、この車両はそれなりの価格帯な車両な訳で。0スタート時、毎回エンジン音が耳に届くのは如何なものか? ってな具合に高級志向を求めるユーザーにとっては、頂けない点となるだろう。まぁ、大型SUVに高級志向を求めるユーザーは、そもそもプレミアムブランドの本格的なクロカン性能を持つラグジュアリーSUVに行っちゃうだろうし。この車両に “高級感” なんてものを求めるユーザーはそもそもいないか? そう思考を巡られていると、この車両は “大衆車志向” の本格クロカン車なんて位置付け何だろうと解釈しつつ、気付けば毎度お馴染みのやや傾斜のある坂道ポイントに差し掛かる。本来ならば、ここでベタ踏み加速……と行きたい所であるのだが、残念なことに前方約40 ㍍ ~ 50 ㍍ 先に先行車両がおり。アクセルペダルを底まで踏み切るような車間距離もないので、後続車が居ないことを確認し。一旦、徐行即時まで車速を落とした後、アクセルペダルを半分より気持ち深めに踏み込んだところ、エンジン回転数は3,500回転 ~ 4,000回転辺りまで吹き上がり、体感的にはゆっくり目ではあるが。車速は数秒と経たずに車速は70 ㎞/h 近くまで上がり。先行車両との車間距離が約10 ㍍ 程の距離まで接近する。完全なベタ踏みではない & 車両重量が約2.3 ㌧ (正確には、ガソリン車 → 2,130 ㎏ ~ 2,150 ㎏。クリーンディーゼル車 → 2,240 ㎏ ~ 2,290 ㎏ ※メーカーオプション未装着の場合)でありながら、早いペースとまでは行かないが、ストレスなく加速していけるのは悪くない。

勇気1つ、夢遥かに~♪ その地踏みしめる~♪ って具合に、ラグビーワールドカップ2019 特別仕様ナンバープレートが似合うんじゃないかと思える走りをするこの車両なのだが。乗り心地に関して、16年式ではSUVなのに “乗用車の様な乗り心地” なんてセッティングから乗り心地を損なわず。この17年式では硬派なSUVらしさを出そうと調整したのか? 路面からの入力(突き上げ等)が車体に加わった際。その衝撃に対し、初動はふわっと柔らかく衝撃を受け流し。車体はゆっくり大きめに数度バウンドするかに思えた次の瞬間! 1回目のバウンドタイミングで収縮したサスペンションがスッっと引き締まった復元力でバウンドが直ぐに収まり、少しばかり足回りを固めたかのような車両の挙動をする。運転して間もなくは、この初動は柔らかいのに途中からグッと衝撃を受け止めるかのような固さのある乗り心地に違和感を抱いてしまうも。16年式では、なんだか乗り心地の良い乗用車を運転しているみたいだ~っと、SUVを運転している感覚にはならなかった所を好意的に受け取るか否かってセッティングだったのに対し。この17年式では、乗り心地の良さを残しつつもカッチリとした処理の仕方がこの車両は本格クロカン車なんだと思わせる演出となり、SUVを運転しているという感覚がグンとLv UP⤴!! この最初は柔らかく受け止めてからのって、足回りのセッティングの仕方……18年式の『ek wagon』や『ek SPACE CUSTOM』でも同様の調整をしていたが。ここ最近の三自はこの足回りのセッティングが傾向なのかな? そんなことを思いつつ、この足回りのセッティングは個人的に現行型では1番しっくりくるというか、好みである。ただ、この路面からの入力に対し、途中からグッと固くなるということは……助手席に座る営業の方の乗り心地が気になるところなのだが。「以前のモデルと何か変わってます?」なる反応で、別段乗り心地についてもコメントもなかった為、後部座席に関しては不明ではあると一文を加えた上で、ドライバー以外の乗員にも乗り心地を損なわないセッティングにしているようだ。走り出しに気になっていたステアリングの軽さについて、走行中にステアリング操舵をする都度、もうちょっと手応えがあっても良いんじゃないかな? なんて思ってしまうが。信号待ち等の停車中にステアリング操舵をしてみるや、タイヤ幅が大きいことも関係しているのかな? まぁ、走行中とのステアリングの重さのギャップがね……パワーステアリング非搭載時代の車両を思い起こされるような感覚。あぁ、停車中にこの重さだったら、そりゃ~走行中にやや手応えが物足りなくても、この調整具合が丁度良いんだろう勝手に納得しつつ。運転していて気になるというか……物足りないのが “パドルシフト” である。エンジンブレーキを使い、ゆっくりと減速しようと左側の “パドルシフト” 操作をしようとして指が空を切り。この車両には “パドルシフト” がないんだった~とかぼやきながらセレクターレバーに手を伸ばすのだが。タコメーター上のセレクターレバー位置表示灯にあるスポーツモード表示灯。この表示が小さいのなんので、まぁ~スポーツモードにしても現在なん速であるか分からないのなんの。スポーツモード表示灯を凝視すれば、見えなくもないんですけどね……そんなこと、運転中には出来ない訳で……また、セレクターレバーのマニュアルゲートでの操作が↑で1段シストUp。↓で1段シフトDOWNというのがどうにも慣れない。やっぱり “パドルシフト” が欲しぃっなぁ~っと、この車両を運転する都度思わずにはいられない当方である。

そんな16年式より、基本的に足回りのセッティングのみを変えた(クリーンディーゼルの制御も調整しているかも?)今回の17年式(三自公式的には、新ボディーカラーのディープブロンズメタリック。インテリアでは、最上位グレードに採用していたドアトリムパーツを下のグレードにも採用したり。メーカー標準カーナビこと、7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーション「MMCS」の操作性向上等)。足回りのセッティングだけで、全く違う車両を運転しているかのような印象を受けるもんだとのんびりと走ったところ、 センターインフォメーションディスプレイ上では、このような平均燃費表示がさせました。

LDA-V98Wこと、ポスト新長期規制に対応したクリーンディーゼル車には、新長期規制に対応したディーゼルから更に改良された11年式。三自車としては、オートマチックハイビームを初採用した16年式と、今回の17年式と運転する機会に巡り合えた訳ですか。今まで運転させて頂いた年式の中で、もうちょっと低速域でのトルクを感じさせるような力強い加速感が欲しいかな? なんて個人的要望はあるものの。この17年式モデルが1番運転していて本格的なクロカンを感じ(個人的な印象)させる調整になっており、車両としての熟成度合いがなかなかにいい仕上がりになっているのですが。如何せん、06年にフルモデルチェンジをして以降。テコ入れと言えるMCと言えば、発売当初 『都民の健康と安全な環境の確保に関する条例』が制定された関係で、国内では従来のディーゼル車の排出ガス規制やら、燃料である軽油に含まれる硫黄分が~っと色々とディーゼルエンジンに対する規制が03年10月より跳ね上がった事もあり。新たに設けられた排出ガス規制基準値に適応したディーゼルエンジンが用意できず。 “6G72 3.0 L V型6気筒” “6G75 3.8 L V型6気筒” のガソリン車モデルのみのラインナップだったが。 国内流通する軽油が03年より “低硫黄軽油” になり。05年から “超低硫黄軽油” と、燃料である軽油の質が劇的に改善したことや。ディーゼルエンジンに最新技術を 取り入れ改良したことで、新長期規制に適応したディーゼルエンジンの開発に成功! 約4年ぶりとなるディーゼルエンジンを新たにラインナップした09年式。そのディーゼルエンジンを更なる改良を加え、 ポスト新長期規制に対応したクリーンディーゼル車となった11年式と、細かな内外装等の変化はあるものの基本的なテコ入れ内容はエンジンラインナップ追加であり。フルモデルチェンジをしてから干支を1回りした今。走破性などの車両としての基本性能は兎も角として、大型SUV・本格クロカンと競合するカテゴリー車において、この車両の車名を見聞きするだけで嘗てのブランド力を未だ抱き続けているけったいな人は別として。多くの一般ユーザーが欲する最新の衝突被害軽減ブレーキを始めとする安全装置類いのモノが非搭載と『商品力』として見劣りしてしまい。競合するカテゴリー車より、この車両の優位性を見出すとするならば……寧ろ最新の衝突被害軽減ブレーキを始めとする安全装置類いのモノが非搭載なことで、車両本体価格が抑えられ。リーズナブル(メーカー希望小売価格、税込2,926,800円 ~ 4,951,800円)なお値段で本格クロカン車が購入できる!! という点だろうか。 事業用自動車としては、導入コストが安いことはいいのだが……一般ユーザーとなると、本格的なクロカン性能いらないし。そもそも大型SUVを選ぶのは虚栄心……もとい、ひけらかす為であり。“ラグジュアリー” 要素が重要なんよねぇ~っと、なるだろうから。 次期モデルの開発をしているのかどうかは不明だが。競合するカテゴリー車に引けを取らない高級車路線で行くのか? 将又、嘗て程のこの車両のブランド力は無いとはいえ、未だこの車名ブランド力はある。ならば、現在社を挙げてブランドを築こうとしている “PHEV” とブランド力を集結させる方向に持って行くべく。 『OUTLANDER(DBA-GF7W / GF8W /DLA-GG2W)』とこの車両の中間くらいな車両サイズで、実質OUTLANDER PHEVの後継モデルなんだけど、この車両の車名に + “PHEV” って車両を設けて、次期モデルです! ってするのか? ……は定かでないが。現在のこの車両は買いか? 購買意欲がそそられるかとなると……正直、本格的なクロカン性能がどうしても必須なんです! なんてない限り『OUTLANDER PHEV』の方が取り回しなどの普段乗りからしていいと言わざる得ず。敢えてこの車両を選ぶ理由が……。良い車両なのに、時代に取り残されたてるのがなぁ~っと複雑な思いで運転席より下車し、フロントドアを閉めた瞬間。「ガチャン」と90年代の車両を思い起こされる音が!? あれ……この車両。もしかすると、レトロな感じの内外装を仕立てた方が売れるんじゃないの!? バブル時代を思い起こさせるような特別仕様車を企画してみるのもいいかもしれない。兎にも角にも、海外市場のみで 販売している車両を台数限定 or 期間限定でもいいから販売するとか。国内販売にもテコ入れをして欲しいと思いつつ。この車名ブランドで “ラグジュアリー系” と “SPORTS系” の違いで商品展開をするのであれば、もっと双方の違いを明確にし、更にもう1車種『PAJERO io』~『PAJERO short』くらいの車両寸法5ドアで、道具感を前面に押し出した小回りの効くモデルなんかがあると、小型で本格的なクロカン性能が欲しいってニーズに応えられると思うんですけどね。なんにしても、このまま塩漬け状態にし続けるのはわからないが。『PAJERO short』みたく、ひっそりと国内販売終了なんてなる前に、次なる一手を打って頂きたいものです。

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